システム開発には作業工程として、要件定義、システム設計、製造、テストとありますが、この製造という工程を受け持つのがプログラマという職種です。基本的にシステムエンジニアが設計したシステム設計書に基づいて製造するため、IT業界で生きていく上ではまずプログラマから入るという人が大半でしょう。プログラミング言語知識は学校で学んだり業務の中で習得していくことが出来ますが、重要なのがこの業種に対する適性です。
プログラミングは初心者だという人でもこの適性が備わっていればこの業界で頑張っていけるでしょう。まず一つ目は、論理的思考能力がある人です。未知の物事に対し、注意深く観察し、推測し、一貫した論理を構築できるかどうかということで、例えばある数字の並ぶ問題を見て、その数字の列の法則を瞬時に見つけ出せる人は適性があります。
二つ目は黙々と一つのことに注力できる集中力をもっていることです。プログラミングは長時間コンピュータに向かってただ黙々とコーディングしていく作業です。集中力を切らさず没頭できる人は適性があるといえます。
三つ目は新たな可能性を見出す発想力です。ただ仕様書通りにプログラミングするだけではなく、こうすればもっと楽に出来るといった、いろんな面から物事を捉えられる人は適性があります。
最後はコミュニケーション能力です。意外と感じますが、依頼主がこのプログラムに何を求めているかを理解する能力を指し、的確に相手の真意を汲み取れる人は適性があります。
このように、異業種からの転職などによる完全な初心者であっても、適正が備わっている人であればそこからぐんぐん才能を発揮することが可能だと言えます。これからますます飛躍するIT業界だからこそ、初心者の人をプログラマの卵として育てていく必要があります。全くの未経験だからと諦めていた人も「プログラマに才能は必要?」の情報を見てぜひチャレンジしてみませんか?